05 sein動詞 haben動詞 自動詞と他動詞 特殊な目的格

§1 sein動詞 haben動詞

【要点】
seinザイン(=be), habenハーベン(=have)の現在人称変化は特殊です。

(sein) (haben)
現在人称変化
主語現在形(基本形sein)主語現在形(基本形haben)
ichイッヒbinビンichイッヒhabeハーべ
duドゥbistビストduドゥhastハスト*
erエア,sieズィー,esエスistイストerエア,sieズィー,esエスhatハット*
wirヴィアsindズィントwirヴィアhabenハーベン
ihrイーアseidザイトihrイーアhabtハープト
sieズィーsindズィントsieズィーhabenハーベン
* 語尾だけでなく語幹の綴りにも注意しましょう。

§2 自動詞と他動詞

【要点】
■文には定形動詞があるので、これに対応する主格(主語)の名詞(代名詞)*がなければなりません。
* 格を話題にするときは、名詞の他に代名詞にもあてはまります。これ以降、「名詞」と書いてあったら、「代名詞」も意味することがあるので注意してください。
■文の中で主格の他に目的格の名詞を必要とする動詞を「他動詞」と言います。

例:

Sandraザンドラ kauftカウフト einen Computer.
ザンドラさんは1台コンピュータを買います。
* ein Computerにすると主格になるので不可です。

■逆に文の定形が他動詞ならば、主格以外の名詞は目的格です。名詞はしばしば無冠詞でも登場するので、その格は定形で判断します

例:

Julieユーリア studiert シュトディールト Geschichteゲシヒテ.
ユーリアさんは歴史学を専攻しています。
* Geschichteは無冠詞ですが、studierenは他動詞なので、目的格(目的語)です。

■目的格の名詞を必要としない動詞を「自動詞」と言います。

例:

Manfredマンフレッド kochtコホト.
マンフレッド君は料理します。

sein動詞主語とおなじ主格の名詞を必要とします。ただし、職業・身分を言う場合は無冠詞になるので気をつけましょう。

例:

Das ist eine Kircheキアヒェ.
あれは/それは/これは教会です。
* dasは「紹介のdas」と呼ばれるもので、中性名詞の定冠詞dasを名詞なしに単独で使った場合です。「あれは/それは/これは」と状況に応じて色々と訳せます。これが主語(主格)ですが、eine Kircheも主格です。これを「目的語」と区別して「補語」と呼びます。
Meine Schwester ist Lehrerinレーレリン.
私の姉は女教師です。
* die Lehrerin 女教師 der Lehrer 男性教師 の女性形。

§3 特殊な目的格

【要点】
■他動詞の中には目的語を2つ必要とするものがあります。

例:

Das Mädchenメートヒェン schreibtシュライブト dem Jungenユンゲン einen Briefブリーフ.
その少女はその若者に1通の手紙を書く。
* schreiben 書く: は他動詞なので、目的格の名詞einen Briefが使われています。名詞der Jungeは目的格den Jungen注意では使えません。そういうときには「特殊な目的格」dem Jungen注意にします。
注意 男性名詞の中には主格以外では最後の綴りが-enまたは-nと変化するものがあります。今は気にしないでください。

■「特殊な目的格」はまず人称代名詞で学習します。

(単数) (複数)
人称代名詞
人称主格特殊な目的格目的格
1人称単数ichイッヒmirミアmichミッヒ
2人称単数duドゥ dirディア dichディッヒ
3人称単数erエア ,sieズィー, esエスihmイーム ,ihrイーア, ihmイームihnイーン,sieズィー,esエス
1人称複数wirヴィア unsウンス unsウンス
2人称複数ihrイーア euchオイヒ euchオイヒ
3人称複数sieズィー ihnenイーネン sieズィー
* 赤い下線を引いた「3人称単数」の音を定冠詞は真似ます。

■次に定冠詞の3つの格を学習します。


定冠詞の3つの格
主格特殊な目的格目的格
男性derエアdemデムdenデン
女性dieディーderデアdieディー
中性dasダスdemデムdasダス

■不定冠詞の格は以下の通りです。


不定冠詞の3つの格
主格特殊な目的格目的格
男性einアインeinemアイネムeinenアイネン
女性eineアイネeinerアイナーeineアイネ
中性einアインeinemアイネムeinアイン

例:

Ein Mannマン schenktシェンクト einer Frauフラウ eine Blumeブルーメ.
とある男性がとある女性に花を贈る。
* der Mann: 文脈に応じて「男性」または「夫」の意味になります。die Frau: 文脈に応じて「女性」または「妻」の意味になります。

【整理】主語+他動詞+特殊な目的語+目的語 2つの目的語の語順に注意!